アイ・ラブ・おデブ【完結】

まだ誰も来ていないため自分のデスクも分からず、座ることもできない

椅子の間を歩いて回ったり、ホワイトボードを眺めたりして時間を潰していた

小夜が配属されたのは営業部の営業事務である

ホワイトボードにはたくさんの名前の横に、それぞれの予定が書けるようになっている

その一番下に自分の名前を見つけた小夜は、柏木にも負けないニヤケ顔をしていた

「うおぉっ!
ビッグスマイルだねぇ
もしかして新人くん?」

自分の名前を眺めるのに集中し過ぎたらしく、隣から覗き込む男がいることにまったく気付かなかった

「あっあっ…初めまして…
今日から営業部に配属となった平野 小夜です」