アイ・ラブ・おデブ【完結】

タクシーの中でも小夜の手を離さずギュッと繋いでいる

小夜はずっと膝に乗せた海苔を見つめ、耳元ではしゃぐ心臓の音を聞いていた

運転手の到着を告げる声に顔を上げると、窓の外には見慣れた風景があった

…あっ…着いた…

遥も一緒に降りるとアパートの入り口まで送ってくれた

「それじゃあ…おやすみ…
今日はありがとう」

遥はそう言うと小夜の顔に近づいて、おでこにそっとキスをした

…ちょ…ちょ…ちょ…ちょっと~!
まさか…まさかのチュウを…した?

小夜は固まったまま、遥の乗るタクシーが遠ざかるのを見ていた