アイ・ラブ・おデブ【完結】

二人が向かったのは最初に出逢った店だった

「あの時…何も食べられなかったんだ
…遅れて行ったから」

遥は手を繋いだまま店の中に入っていく

小夜は恥ずかしくて顔を赤くしたまま店の中に入った

「いらっしゃいませ」

女将さんの元気な声が二人を迎えてくれた

手を繋ぎ、後ろにいた小夜を見ると嬉しそうに顔を緩めた

「あら!お嬢さん!
またいらしてくれたの?
嬉しいわぁ
…あれ…美味しく作れたかしら?」

「はい…だし巻き玉子に使ったら…とても美味しかったです
他に…味噌汁も!
出汁が美味しいとあたしの料理の腕が上がったように思えました」