「そうね!笹原さんて笑顔の素敵な方だものね!
小夜ちゃんに向ける笑顔は、もっと素敵で特別なんでしょうね!」

リームは目尻の皺を寄せて目を細め小夜を見た

「小夜ちゃんは自分が…自分自身が変わりたいと思ったのね!」

…っ!!それだ!今のあたしの気持ちはそれだ!

「そうです!そんな気持ちなんです」

思わずリームの腕を掴み、力強く答えた

「うふふふ~」

そう笑い、じっと小夜を見たままリームは喋らなくなった

小夜がしびれを切らして口を開いた

「リームさん…?」

「…小夜ちゃん!
今…恋が始まるのね!!」