アイ・ラブ・おデブ【完結】

厨房と客席を仕切る壁は上半分が開いていて、中の様子が垣間見れる

そこからは真剣な表情で調理台に向かう笹原の上半身が見えた

小夜に向ける眩しい笑顔とは違い、優しい顔立ちの中に厳しさが窺えた

…あっ!…あんな顔でお仕事してるんだ…

小夜の中の何かがギュウっと掴まれた感じがした

次々と料理が運ばれテーブルの上に乗りきれなくなった

隣のテーブルをくっつけてそちらにも並べた

「さあ!温かいうちにどうぞ召し上がってください」