アイ・ラブ・おデブ【完結】

アパート近くのパーキングまで数分だが笹原の隣にいると、もっと長い時間のように感じる

…早く着いて欲しいような、もっと歩いていたいような…

小夜は気付かなかったが、さりげなく車道側を笹原が歩いていた

後ろから自転車が来れば、ぶつからないよう小夜を庇った

小夜を助手席に案内したのは黄色いコンパクトな車だった

…うっ…この車…可愛い…

背の高い体を折り曲げ、運転席に乗り込んだ笹原はエンジンを始動させずに小夜の方を見ている

視線を感じたが、あまりにも近い距離にいる笹原を見ることはできなかった