アイ・ラブ・おデブ【完結】

「あら!智也いらっしゃい」

と親しげな女の人の声が、カウンターの向こうから聞こえてきた

グラス拭きながら笑顔で迎えてくれたのは、180センチはありそうな背の高い美人なお姉さんだった

柏木は迷うことなく…小夜を構うことなく慣れた様子でカウンターの隅に座ってしまった

いつまでも入り口で突っ立っているのも変だと思い、小夜も勇気を振り絞って隣に座った

「あら可愛い子連れて…
あなたモテるの?」

オシボリを渡しながらお姉さんはにこやかに質問をした

…柏木がモテる?
そういえばルリちゃんは最初に狙っていた様子だったし…
入社式でも黄色い声が聞こえてきた
さっきの居酒屋でもトイレ帰りに女の人に話しかけられているとこを見た
ヘルシー野郎はモテるのか…考えたことなかった…
もしかして…格好いい?
えぇっ?そうなのかい?