アイ・ラブ・おデブ【完結】

少しもメイク崩れのないルリは、来栖のワイシャツの袖を限界までめくり、黒い腕を出してはしゃいでいた

「きゃ~血管でてるぅ~!」

何が面白いのか分からないが、浮き出た血管をつついたりして喜んでいる

研修初日には柏木にロックオンしていたが、すでにターゲットを研修の補佐に来た営業課の主任へと変えていた

「だってあの優しくて"仕事ができますオーラ"がいいんだもん
あ~ん!憧れのオフィスラブ…
コピー機の前で交わす秘密のサイン!って…キャー!ルリ困っちゃ~う」

グロスでテカる唇を尖らせ、くねくねしている

ワイシャツ姿の来栖は肌を露出させているのは腕だけではない

ネクタイはもちろん、ボタンをいくつもはずしてどこかのホスト並みに胸をはだけている

それ以上露出するくらいなら、いっそタンクトップにでも着替えた方が潔くていやらしくならない

露出の多さとその日焼け具合を見た居酒屋のお姉さんは、ビールを落としそうなほどギョッとしていた