稲本に午前中に渋井へすべて話したことを伝えた

「う~ん…その課長がどういう人なのか分からないけど…
俺たちが出来ることはここまでだからなぁ…
悔しいけど決まり手がない
会議とやらで決まったら…
…その課長は会議に出るのかな?」

「分かりません…
でも平野の処分のことなら、渋井課長も呼ばれているかもしれません」

稲本は少し考える素振りを見せ目に力を込めて言った

「智也くん!
その課長さんに賭けてみないか?
我々が会議に乗り込んで証言したって駄目だろう…

もし、課長さんが味方なら…いや分別ある人なら…

この写真も渡してみようじゃないか!」