アイ・ラブ・おデブ【完結】

振り返るとそこにいたのは萩原だった

「…あっ…
うちの機械が調子悪くて…
もう1台も先輩が使ってて…
悪いね!使わせてもらって
萩原さんお先にどうぞ!」

萩原が声をかけてきたことに動揺し、いつもより多弁に話している

「そうなんですか?
大変ですね!
私がやっておきましょうか?」

萩原は小首を傾げ瞬きしながら上目遣いに聞いてきた

「いや大丈夫…自分でやるから
萩原さんは仕事に戻って!」

柏木は萩原と話していると、なんだか言い様のない居心地の悪さを感じていた

その後も萩原は中々席に戻らず何かと話しかけてくる

…これじゃあ石黒の観察もデータ管理も調べられない!
あっちに行ってくれ!

無駄なコピーを終えて営業のフロアを出ると、柏木を呼び止める声がした

「企画課の柏木くんだね…」