アイ・ラブ・おデブ【完結】

…良かった…気づかれてない…
ちょっとドキドキするわぁ~
変装でもしてくるべきだった…
これじゃバレバレだわ~
眼鏡にカツラ、つけ髭なんてあれば…ばっちりよ!
二人の話…ちっとも聞こえない…
でも、これ以上近い席は危険だし…

ルリが少し苛立って萩原の背中を睨んだとき、萩原はバッグから茶色い封筒を取り出した

それを男は薄ら笑いを浮かべながらひったくるように手にした

鼻の下を伸ばし封筒を覗きニヤリと笑った

…あれは!裏取引!
ヤツは薬の売人?それとも不倫の代償?闇の仕事人?
なんだか本格的ね!
あっ!萩原さんが出て行く!
良かった…気づかれなかった…
追いかけなきゃ…
っ!?待って!!こういうときは相手を確かめるのがセオリーね

ルリは本を読む振りをして男が出るのを待った