何も話せず、二人のやり取りを黙って聞いている小夜を見て、柏木は穏やかに聞いた
「オマエ…会社で意地悪されてたのか?
稲本さんが心配してたぞ」
小夜は俯きながら話した
「稲本さんが…
そう…聞いたんだ…
うん…デスクが荒らされて…
鍵も壊されて…手紙が入ってた…」
「手紙って?」
「最初は…"デブ"とか…"消えろ"とか…
段々と"会社に来るな"
"早く辞めろ"とか"覚悟しろ"って…怖くなって捨てちゃった」
「ええ~!小夜~なにそれ~!
脅迫じゃないの~?
鍵も悪質だよ~
誰かに言ったの?」
再び身をのり出してルリが聞いた
「オマエ…会社で意地悪されてたのか?
稲本さんが心配してたぞ」
小夜は俯きながら話した
「稲本さんが…
そう…聞いたんだ…
うん…デスクが荒らされて…
鍵も壊されて…手紙が入ってた…」
「手紙って?」
「最初は…"デブ"とか…"消えろ"とか…
段々と"会社に来るな"
"早く辞めろ"とか"覚悟しろ"って…怖くなって捨てちゃった」
「ええ~!小夜~なにそれ~!
脅迫じゃないの~?
鍵も悪質だよ~
誰かに言ったの?」
再び身をのり出してルリが聞いた