アイ・ラブ・おデブ【完結】

その日も憂うつなまま仕事をしていた

けれども昼休み、食堂で萩原が声をかけてくれた

「ねぇ…平野さん
今日の夜ってお時間ある?
もし良かったら食事でもしない?」

これまで小夜は萩原と仲良くなろうとしていたのだが相手にされなかった

…やっと仲良くなれそうだ…

小夜は嬉しくなり一緒に行くと約束をした


午後は気持ちが軽くなりミスもせずに定時に終われた

萩原に連れられて来たのはお洒落なイタリアンの店だった

予約をしていたらしく奥の個室へと案内され、中に入ると男性が一人座っていた

「おまたせ」

萩原はそう言いながらさっさと座ってしまう

…え?何で男の人が…?
萩原さんの彼かしら?

「あっあの~あたし…お邪魔なら帰ります!」

入り口の方を振り返ると

「待って待って!
そうじゃないのよ~
まあこっちに座って!」

焦ったように萩原は言い、優しく笑いながら隣の椅子を指した