アイ・ラブ・おデブ【完結】

「うあ~っ!どうしようっ!!」

「菊地さん!どうしたんですか?
オートロック開けてください!
すぐに行きますから!!
開けてください!」

焦った小夜の声も大きくなったが、菊地からの返事がなく電話も切れてしまった

ここには管理人もいない

…どうしよう…どうする?…

辺りを見回していたとき、犬を連れた中年男性が近づいてきてオートロックを開けた

っ!!チャンスだ!!

開いた扉の中に急いで体をねじ入れた

「ちょっと~オバサ~ン!
駄目だよ~!
ここの人じゃないでしょ~!」

走り出した小夜の後ろから聞こえた

止まっていたエレベーターに飛び乗り、オジサンが追いつく前に"閉"ボタンを連打した