アイ・ラブ・おデブ【完結】

東大寺シーツがえらく気に入ったようで、ヒロくんはずっと膝の上に置いてみんなと話している

食べている時まで離さないのでとうとう菊地に言われてしまった


「ちょっとヒロくん!
汚れちゃうよ!向こうに置いとくから…貸して!」

けれどもヒロくんは手離さなかった

ギュウッと胸に抱え首を横に振る

まるで駄々っ子のように頬を膨らませ、さらに手に力を込めてしまう


「あ~もうそれじゃあ…これにして!」

菊地から差し出したのは、同じく東大寺が描かれた枕カバーだった


ヒロくんは渋々受け取り

「分かったよ…」

と名残り惜しそうにシーツを渡した