アイ・ラブ・おデブ【完結】

「その姿を遠国にいるあなたに見せるように仕向けました

あの時、俊樹くんがつけたテレビを見たのでしょう?
さりげなさを装い、俊樹くんはいい仕事をしました

それから、小夜さんをつけ狙うブログや掲示板を見つけたふりをして、笹原さんに大げさに報告をさせました

あっ!ご心配なく…あれらのネット上の物は雅晴さんが作り上げたものです
実在はしませんから…」

…実在しないって…
テレビに出たのは…本当のこと
会社でも見ちゃった人がいるんだから…

「あまり機械に強くない笹原さんは、ご自分ではきっとお調べにならないと予測しての計画です

もしも、あなたが調べてしまえば一巻の終わり…

少しだけその点は賭けに出ました」

慎太郎は肩を竦めていたずらっ子のような表情をした

…賭けって…
恐ろしく綿密に練られた賭けだよ…