アイ・ラブ・おデブ【完結】

ところ狭しと並んだ料理は、ルリやリームも手伝い、この店を休業してまで作ったらしい

「だって小夜ちゃんの婚約パーティでしょ?
お姉さんが張り切らないで誰が頑張るのよ~」

いつもよりテンションの高いリームがローストビーフを切り分けながら熱く語った

「リームさん!これからもあたしのお姉さんでいてください!」

リームがナイフを持っているのも忘れて抱きついた

「平野…そいつはお姉さんか?…おネエだ」

柏木の独り言のような突っ込みは聞こえなかったことにする

近くで肉を頬張る熊野の横に、スラリとした若者がいた

遥がビックリした顔で話しかけている

「どうして、俊樹がいるんだ?」

小夜の見たことのない青年は、北海道で遥と旅をしていた俊樹だった

「遥さ~ん!ここ最高ですね~
お呼ばれしちゃいました~」

モゴモゴと口を動かしながら明るく答えた

…えっと~…確か、ハルと一緒に旅してた大学生…
ん?誰かの知り合い…

「ガッハハ~!トシもいい探偵になれるな!」

こちらもモゴモゴとしたままの熊野が、俊樹の肩を叩いた