アイ・ラブ・おデブ【完結】

「楓佳さんのカメラって一眼レフってヤツだよね?
子供を撮るのには難しい?」

きらりが話題を換え、赤い顔の楓佳に助け船を出した

「あっこれは仕事用だから…重たいし、大きいけど…
もっと小型で使いやすいのがありますよ
馴れれば素敵なお子さんの写真が撮れますよ」

「へぇ~挑戦してみようかなぁ」

楓佳の隣に来て黒くて大きなカメラを手に取って見ていた

外で食事をしている風景や子供たちが遊ぶ様子を撮影していた本格的なカメラだ

「楓佳さんてどんなお仕事してるの~?」

「雑誌の記者です…ランナー向けの…」

きらりの質問に恥ずかしそうに答えた

学生の頃から走るのが好きで、陸上に関係する仕事がやりたかったそうだ

今はマラソンブームで、楓佳の記事が載る雑誌も売り上げを伸ばしているらしい

全国各地のランニングコースを紹介したり、様々な関連グッズを取材しているとコウが自慢気に教えてくれた

そこでなぜか、楓佳が撮ったカメラ映像を披露することになった

ルリ家の大画面テレビに繋ぎ、先程のバーベキューパーティが写し出された

「うふふふ…熊ちゃんが真っ赤になって鶏肉焼いてるわ~」

「凛ちゃんと伊織くんが手を繋いで…可愛い~」

「あっママがロールケーキを巻いてる所だ
これ頂戴!」

ワイワイと皆で言いながら写真を楽しんだ