アイ・ラブ・おデブ【完結】

この2ヶ月の間にマサとコウの所へは遥から電話連絡があった

日本にいるが詳しい場所は話さなかったらしい

ただひたすらに、これまでの行いを謝り続けていたと二人から聞いた

由美子はあの後、直ぐにひょっこりと帰国して今でも小夜のアパートに居候をしている

その由美子の話によると、パリのトニーの所へも遥からの国際電話があったそうだ

小夜が望んだ通りに友人の所へはきちんと連絡をしてくれた

だが、やはり小夜には電話も手紙も一度も来ず、二人の関係が終わりを迎えた事を示唆していた

環とは一緒にいないらしいが、もう自分の所になど戻ってきてくれる筈はないのだと諦め始めていた

とはいっても、遥のことを嫌いになんかなれずに首もとにはネックレスを着けている

「ただいま~う~ん!いい匂い
今日はお好み焼き?」

料理が苦手な由美子だが、簡単な料理を作り、暖かな部屋で小夜の帰りを迎えてくれる

なぜか、焼きそばやお好み焼き、鍋料理などホットプレートを使った料理は作れるらしくそれらをローテーションで披露してくれる

「お帰り!先にやってたから」

テーブルにはすでに空のビール缶が2つ転がっていた