アイ・ラブ・おデブ【完結】

頬を染め、エレベーターを待っていると以前に営業で隣の課にいた川口が声をかけてきた

「随分とモテますね~
モテ期到来ですね?
寿退社も近いんじゃないですか?」

…相変わらずね
まだ楽しい事を探しているのかしら?
でも、川口さんがいたからハルに出会えたんだっけ…

「ふふっ…モテてなんかいないわ
からかわれているだけよ
川口さんみたいな若くて綺麗な子には声をかけずらいんじゃない?
三十路のオバサンは笑いのネタにされてるだけよ」

そこで目的階に着き、まだ何か言いたそうな川口を残してエレベーターを降りた

…ふ~…モテたくなんかない…
ただ一人…大好きな人から愛されたい
でもその望みも…

首から下げたネックレスをブラウスの上からそっと触れた