アイ・ラブ・おデブ【完結】

綺麗な文字が、終わりの方になると微かに震えていた

どんなに辛い想いで書き上げたのか…それを思うと身を削られるように苦しくなる

環の元にいる遥を一度も責めずに、小夜はただ"気持ちが知りたい"と言い続けていた

そして、遥の幸せと友情の復活を願っていると…

…さあや…
どこまでも他人のことばかりを思っているんだ…
そんなに優しいと悪い男に騙されてしまう…
この手に…この腕に抱き締めたい
温もりを感じたい

一度溢れた思いを抑えることは出来なくなってしまった

この星空の下に…すぐ近くに小夜がいると考えると、もうじっとしていられない

…あぁ…さあや…
君を感じたい

遥は素早く着替え、ホテルを飛び出した