アイ・ラブ・おデブ【完結】

"大好きなハルへ"

懐かしい呼び名で始まるその手紙は、凍りついた遥の心に暖かな風を吹き込んだ

"あなたにこの手紙が読まれることを強く願います

あたしは今、パリの街でこれを書いています

お正月のパリは門松も初詣も無いけれど、あなたの近くにいると思うだけで気持ちが華やぎます

どんなお正月を過ごしていますか?
お雑煮やお節は食べたのかな?

本当はちゃんと顔を見て話をしたかったけど…
ハルの気持ちを確かめたかったけど…
それは叶えられそうにありません

こんな風に、自分の気持ちを押し付けるような形になってしまってごめんなさい

でも、ちゃんと気持ちを伝えたいの…
最後のあたしの我が儘を許してください