アイ・ラブ・おデブ【完結】

「気づきませんでしたか?
結婚を報告した時…
お母さんは、もうすでにあの時ご病気を発症されていました

正確には5年程前から…

あの時、目の前に座る私たちと一度も視線を合わせませんでしたよね?
フォークを握る手は小刻みに震えてらした
帰り際…横を通った人が落としたハンカチを自分のポケットに仕舞おうとしました

他人の僕がおかしいと分かったのに…
あなたはご両親の何を見ていたのですか?

あぁ…あなたは何も見ていませんね…
環さんは…ある意味とても幸せな人です
自分以外の人のことなど考えずに…
我が儘に暮らしていれば良いのですから
とても僕には出来ませんが…」

…これ迄、自分に意見するなど出来ない軟弱な男だと思っていた
な…何を偉そうに…