アイ・ラブ・おデブ【完結】

これまでも、あからさまな誘いを受け続けてきたが、遥が応えなければそれ以上踏み込むことはなかった

このことに関してだけは、権力を振りかざして命令をするような真似もしなかった

環のプライドと自信がそうさせていたに違いない

だが、小夜の存在を無視できぬ位置に捉え、何もかもかなぐり捨てて行動に出たのだろう

体の結びつきで縛るつもりだろうが、それがなんだというのか…

…これ以上縛りつけるものなどない
まさか心まで…気持ちまでも手に入れたいというのか
それとも妊娠でもするつもりか?
…いや…それはない
アメリカでのビッグチャンスを目前にそんな事を考えはしないだろう

改めて、環と裸で抱き合う場面など想像ですら吐き気がする

夕べはどうにでもなれと投げやりに考えたが、キスを交わす事さえ出来そうにもない