アイ・ラブ・おデブ【完結】

酔い始めた由美子はリームと意気投合し、カウンター越しに盛り上がっている

少し離れたテーブルで慎太郎は小夜と二人、静かに話していた

「今夜、母はとても楽しそうでした
以前からよく話していた飛行機で会った人があなただったとは…
そうだ連絡先を教えてくれますか?
今度は実家にでも来ませんか?
母も喜ぶと思います」

携帯を手にごく自然の流れの中で聞かれ、小夜も携帯を取り出した

…花園さんがそんな風にあたしを覚えてくれてたなんて…
感激だな

「あたしも会えて嬉しかったです
花園さんに元気をもらえました」

ここ最近、塞ぎ込んでいた気持ちが癒され、自然と笑顔が浮かんでくる

「…うん
小夜さんは笑顔が似合います
悲しい顔は…させたくないですね」

その言葉に顔を上げると意外に真剣な眼差しの慎太郎と目が合った

…どういう意味?
って…意味あるの?
なんだか…言い方が…
口説かれているみたいな…

慎太郎から視線を外し、どぎまぎとしてしまう