アイ・ラブ・おデブ【完結】

「あ~…
以前からあなたに…山岡さんが話してくれる…あなたに興味があったんです
ずっと会っていないのに親友だと…
そんな二人の関係に大変、興味があります
私は物理的な距離と心の距離は比例すると考えます
遠くに離れれば気持ちも離れる…
近くにいれば心も寄り添う…
あなた方を研究…観察してみたい衝動に駆り立てられてしまって…
…すみません
急に変なお話をして…」

謝っているわりには目を輝かせていきいきと話している

…あぁ…そういうこと…勘違いをするとこだった…
研究だなんて…

「…観察だなんて…なんだか夏休みの宿題みたい」

「そうですね…
よく変わり者とか…偏屈者とか言われます
…顔色は戻りましたね
気分はどうですか?食事に行けますか?」

…そうだった…由美子さんを待たせちゃってる

「はい…お待たせしちゃいましたね
行きましょうか」

ゆっくりと立ち上がり、慎太郎の後を着いてエレベーターへと向かう

先ほど遥がいた場所に視線を向けるも、もうその姿はなかった

…がっかりしたような…ホッとしたような…
もし…まだそこにいたら…どうしたのだろう…