アイ・ラブ・おデブ【完結】

すぐに何の感情も分からない表情に変わり、再び段ボール箱へ荷物を入れはじめてしまった

…う…そ…
環さんと歩んでいくなんて…
望みを叶えるなんて…
それがハルの答え…なの…

ふらふらと立ち上がり、遥の部屋を後にした

駅までの道のりも電車の様子も何一つ覚えていないが、気がついたら自分のアパートの玄関の中にいた

バックの奥から携帯の震える音がする

…!!ハル?
もしかしてさっきのは冗談だ…なんて?

慌てている手は携帯が取り出せず、バックの中身を玄関にぶちまけた

そこまでして手にした携帯はマサからの着信を報せていた

「ピッ…小夜さん?今どこ?
…よかった…家に着いているんだね?
…遥の部屋にいないから心配したよ
…アイツが酷いことを言ったんだね…
…俺、遥の本心を聞き出すまでここにいるから
…うん、じゃあおやすみ…」

…あぁ…そうか…
やっぱりあたし…振られちゃったんだ…

マサの優しく労るような声を聞き、冷たく言い放った遥の言葉を思い出してしまう