アイ・ラブ・おデブ【完結】

夕食は小夜と近くの店に歩いて行ったが、環の言葉や行動が気になり食べる気にもならない

部屋に帰っても頭から環が離れず、小夜との会話も楽しめない

段々と罪悪感が広がり、小夜がシャワーから出て来る前に寝たふりをした

小夜は近づき、遥の頭を優しく撫でた

しばらくじっと小夜の手の感触を感じていると、背中越しに寝息が聞こえてきた

遥に寄りそうようにして小夜が丸くなって眠っている

その手には遥の部屋着の腰の部分がしっかりと握られていた

…さあや…ごめんな…
環との事をちゃんと話さないで…
不安だよな…
もう少しだけ…時間をくれ…
日本に戻れば大丈夫…
すべての事を話すよ…

小夜の頬に唇を寄せ、胸元に見える小さなネックレスに手を伸ばす

自分があげたクリスマスプレゼント…いつも身につけてくれている

…さあや…本当は…今夜渡すはずだったプレゼントがあるんだ…
君は受け取ってくれるのかな…
こんな僕と一緒にいてくれると答えてくれるかい?

二人に近づく黒い影に遥の自信は小さくなっていく