その後も近くの農家や、離れた漁港まで行ったりと新しい店に関係した場所に連れ回された
途中一度だけ、環の目を盗み小夜に電話をかけたが、それも邪魔をされた
パリに戻り、やっと解放されたのは日が沈み夜が訪れようという時間になってからだ
急いでホテルに戻り、ドアをノックする
中からは何の反応もなく遥の鼓動を速める
…さあや?いないのか?
どこかに出掛けたのか?
不安を振り払うようにもう一度強くノックをすると今度は中から小さな声が聞こえた
「…はい」
ドア越しに聞こえる小夜の声にホッとする
「さあや…僕だ…」
ドアの向こうから少しはにかんだ小夜の顔が見える
と同時に自分の胸へと抱き寄せた
「ごめん…本当にごめん!
一人にして…」
小夜のうなじに顔を埋めて、振り絞るように囁いた
もっと安心させる言葉をかけようと思っていたのに…出てくるのはただ謝りの言葉だった
「お帰りなさい!
疲れたんでしょ?
シャワーでも浴びて…
あっ!夕飯は?まだなら…あたし何か買ってくるよ!」
遥が口を挟めぬ程の慌て振りで小夜は話した
途中一度だけ、環の目を盗み小夜に電話をかけたが、それも邪魔をされた
パリに戻り、やっと解放されたのは日が沈み夜が訪れようという時間になってからだ
急いでホテルに戻り、ドアをノックする
中からは何の反応もなく遥の鼓動を速める
…さあや?いないのか?
どこかに出掛けたのか?
不安を振り払うようにもう一度強くノックをすると今度は中から小さな声が聞こえた
「…はい」
ドア越しに聞こえる小夜の声にホッとする
「さあや…僕だ…」
ドアの向こうから少しはにかんだ小夜の顔が見える
と同時に自分の胸へと抱き寄せた
「ごめん…本当にごめん!
一人にして…」
小夜のうなじに顔を埋めて、振り絞るように囁いた
もっと安心させる言葉をかけようと思っていたのに…出てくるのはただ謝りの言葉だった
「お帰りなさい!
疲れたんでしょ?
シャワーでも浴びて…
あっ!夕飯は?まだなら…あたし何か買ってくるよ!」
遥が口を挟めぬ程の慌て振りで小夜は話した

