アイ・ラブ・おデブ【完結】

「うふっ!結構よ!
明日は子猫ちゃんはお留守番ね
二人で出掛けるわ…」

環は体をもたれさせながら、腕を絡め微笑んだ

「…分かった」

遥は絡んだ腕を引き剥がし、小夜の眠る部屋に戻った

広いベッドの隅に体を丸めて深い眠りの中に小夜はいた

遥が近づき黒髪に指を入れた

…さあや…ごめんね…楽しい旅行になるはずが…
淋しい思いをさせてしまっているね…
明日…もう一日…
それが終われば…

自分に言い聞かせ小夜を抱き締めて目を閉じた

次の日は朝早く、遥達のいる部屋のドアが小さくノックされた

あれから一睡もせずに小夜を抱き締め、環の言葉を考えていた

ドアの向こうにはミシェルが無表情で立っていた

「30分後にお出掛けになります…
ご用意を…」

すやすやと眠る瞳に唇を寄せた

…さあや…今日だけだ…
待っていてくれ…