アイ・ラブ・おデブ【完結】

「お食事はいかがだったかしら?
やはりあなたの料理には勝てないわね…
もっとあなたを喜ばす物を用意しているの!
うふっ…明日を楽しみにして頂戴!」

遥は環の態度を訝しく思いながらじっと聞いていた

…何を用意してるというのだ…
くそっ!環のペースに飲まれている…
明日はフランス最後の夜だ
大切な計画がある…
邪魔などするな!

「悪いが明日…君と一緒にいられない…」

「そんなことを言って…
…あなたは断れないでしょ?
忘れてしまったの?
私に起こった過去を…
さあ…今夜はもう遅いわ
お休みになって!
ゆっくりとあの子猫の傍で眠ればいいわ…思い残すことの無いように…」

環は過去をちらつかせ、女王の杖を突き立てた