「実は…ハルカと付きっているとき…誰かから嫌がらせを受けていたの
初めは気のせいだと思ったけど…
段々とエスカレートして身の危険を感じるまでになって…
あなたと別れるように脅迫されていたの
相手は分からない…
けれども私達の事をよく知っている身近な人物よ!…きっと

そして脅迫は取り引きになったの
私の身の安全と引き換えにあなたとの別れを要求したわ

ごめんなさい…
ハルカのこと好きだったけど…
命には変えられなかったの…」

…なんだって?
脅迫…取り引き…

「ジョアンナ…君が最後に言った
"遥には私よりも相応しい人がいる
これ以上傍にいることはできない"
って…もしかして…」

「ええ…そうよ…
脅迫者からそう言うように仕向けられたのよ
…もしかして…他にも同じ台詞を?」

遥の顔から血の気が失せた

…今まで付き合った人…皆が…
脅迫を受けていた…
そんな…
いったい…誰が…

「ハルカ…あの…
もしかして…マリーも脅迫を受けていたんじゃない?」