アイ・ラブ・おデブ【完結】

店が軌道に乗るまでに一年がかかった

その間、遥と二人で意見を出し合い、時には激しく言い合うこともあった

けれどもどんなに激しくぶつかり合っても、互いに作り出す料理とスイーツを認めているし、信頼を深め店を支えてきた

友人としても互いの悩みは知っているし、その声を聞いただけで気持ちが分かるくらいにこの数年は親密に過ごしてきた

そんな遥がある日、それまでに見たことが無いほど浮き足立って俺の所に来た

「マサ!大変だ!奇跡だ!!
神様はいたんだよ!」

こんなに興奮してはしゃぐ遥を見たことがない

「落ち着け…宝くじでも当たったのか?」

「違うよ!会えたんだ!!
僕の女神に!
お~!神様ありがとう!」

女神だの神様だの何事かと考えたが、遥がこれだけの感情を表に出すのはあの人に関係しているに違いない…想いを寄せる初恋の人…