アイ・ラブ・おデブ【完結】

怪我で甲子園を目指す事を諦めた俺は部活には入らず、遥とつるんで放課後を過ごした

と言ってもゲーセンやナンパなどというチャラけた事をしたわけではない

極めて健全にひたすら自転車に乗り、遠くまで走るという高校らしからぬ青春を送った

「僕ねえ…小さい時は物凄く太っていたんだ…
じいちゃんが"男ならたくさん食え"って山盛りの料理を作るから…
今は料理の苦手なお袋と住んでるからそんな無茶を言われないけどね!
都会を離れて自転車で走るのが好きなんだ
育ったのが田舎だから…
マサとこうして遠くまで来るのは楽しいよ!」

いつか行った河原で夕日を見ながらそう話してくれた

二人でいるときはとても無邪気で年下のような幼さを感じた