「おい!困っているなら俺もそっちに行くぞ!
二人ならなんとか出来るんじゃないか?」

これまで二人で、店のこともとことん話し合い乗り越えてきた

だからこそ困った時には一番に頼るし、頼って欲しい

なのに…何度聞いても理由を話さない

遥が見た目と違い、頑固で一途な事はよく知っている

これ以上聞いても無駄なことも理解している

「分かった…今は聞かない…
小夜さんのことは任せろ
けど…小夜さんが心配ならお前が自分できちんと守れ!
泣かす事はするな!」

遥が一番分かっていることを口にせずにはいられなかった