アイ・ラブ・おデブ【完結】

柏木の助手席に初めて乗った

でもそんなことはちっとも気にならない

後から思い出したときに、少しびっくりしただけだ

…あの二人…どんな話をしているのだろう
…もしかしたら…菊地さんはまた泣いているんじゃ…

やっぱり一緒にいた方が良かったんじゃない?

柏木に車を戻してもらおうと

「ねえ…」

話しかけたとき同時に柏木も口を開いた

「オマエが行っても何も変わらない」

…そりゃあそうだけど…

「よく分かんないけどあの二人は…」

…分かんないって…そうだよ!…分かんないんだよ…

「大丈夫じゃないか?」

…大丈夫って…どうして?

「ほらっ降りろ」

突っ込みどころ満載の柏木理論に、一言も返せないままアパートに着いた

「じゃ」

とすぐに車は去って行った