正面の入り口まで来るとその歴史を感じる重厚な扉は開いていて、神の元へと人々を導くようだった
そこから続く祭壇までの通路には深紅の敷物が敷かれ、小夜の心をズキンとさせた
響き渡る音色に誘われるように祭壇の方へと歩を進める
左右の壁には大きなステンドグラスが嵌め込まれ、柔らかな光が幾つもの色を足元にまで届けている
その光の中心…神の御前にその二人はいた
花嫁の後ろに広がるトレーンはこの大きな教会に相応しく何メートルもあり、長身の環の後ろ姿をより美しく引き立てていた
周りにはカメラマンや大勢のスタッフが取り囲んでいるが、真ん中の二人は神々しさを感じる程輝いて見えた
丁度、遥が花嫁のベールを上げようと視線を隣へと移した
…っ!!…これは…仕事よ…
本当じゃないんだから…
痛む胸に手を当て自分に言い聞かせる
もう見てはいけないと頭の中の警鐘がうるさいくらいに鳴り響いている
けれども二人から視線を外せず、その動きを見逃さぬように小夜の瞳は脳の指令を無視し続けた
そこから続く祭壇までの通路には深紅の敷物が敷かれ、小夜の心をズキンとさせた
響き渡る音色に誘われるように祭壇の方へと歩を進める
左右の壁には大きなステンドグラスが嵌め込まれ、柔らかな光が幾つもの色を足元にまで届けている
その光の中心…神の御前にその二人はいた
花嫁の後ろに広がるトレーンはこの大きな教会に相応しく何メートルもあり、長身の環の後ろ姿をより美しく引き立てていた
周りにはカメラマンや大勢のスタッフが取り囲んでいるが、真ん中の二人は神々しさを感じる程輝いて見えた
丁度、遥が花嫁のベールを上げようと視線を隣へと移した
…っ!!…これは…仕事よ…
本当じゃないんだから…
痛む胸に手を当て自分に言い聞かせる
もう見てはいけないと頭の中の警鐘がうるさいくらいに鳴り響いている
けれども二人から視線を外せず、その動きを見逃さぬように小夜の瞳は脳の指令を無視し続けた

