アイ・ラブ・おデブ【完結】

遥の作ったランチと心の中で会話をしていると横から話しかけられた

「お隣いいですか?」

その声に玉子を頬張ったまま顔を上げるとトレイを持った若い男性社員が立っている

「あ…はい…どうぞ…」

テーブルの上のバッグや携帯をどかしてスペースを空ける

…こんな端の席に来て…仕事でも持ち込むのかしら?
…そうだ…旅行でトニーさんに何かお土産を持って行ったらいいんじゃない?
何が喜んでくれるかな…

「…ですか?」

隣の男性の声が明らかに小夜へ向かって質問をした

頭の中にトニーが出現していた小夜は最後の3文字しか聞いてなかった

「ごめんなさい…何かお聞きになりましたか?」

「ええ…あの…お弁当手作りですか?
とても美味しそうですね…」

今日の和風弁当を誉められ、遥を誉められたようでこそばゆい