「今度やったら承知しねえぞ…
それから慣れなれしく呼ぶな!

さあや…帰ろう…
明日は引っ越しだろ?
荷物は纏まった?」

甘い声にガラリと変わり小夜の手を引いていく

「じゃ!」と二人に軽い挨拶をして遥は店を後にする

「お疲れ様でした~」

と振り返りながら呆気にとられている二人に頭を下げた

足早に出ていった小夜達には、後ろでの会話は聞こえない

「あ~あ…いっちゃった…」

「遥は…お前に"ツン"
小夜さんに"デレ"だな…」

「え~!俺にも"デレデレ"して欲しいよぉ~」

「俺にくっついて甘えるな!」