「いつもすみません…
店に…マサさんやコウさんにご迷惑をかけてばかりで…
あたしが出来るのは手伝いくらいだから…
また来ます!
いっぱいお礼がしたいから…」

「さやちゃ~ん!僕ともお話して~
あのね、あのね~…ギャン!」

小夜の肩に手を置き、マサとの会話に割り込んできたコウは奇声をあげた

「コウ!さあやに触るな!
お前のアホが感染る」

コウの耳を引っ張りながら遥が登場した

本気で引っ張っているようで、コウの右耳はデビルマンのように伸びている

「ごめんなさい…ごめんなさい!
遥様!もう致しません!」

涙目になりながら両手を擦り合わせて遥を拝んだ