お嬢様も楽じゃない!!

ここにあたしを置いていくの?



幹瀬婦人は直ぐさま立ち上がる



「小林ママ〜〜」



「えっ、」も「あっ、」も言う暇なく幹瀬婦人はお母さんを追いかけて行った



「ありえねー」



うん。ありえない
……ん?ありえねーって……



声がしたほうを見ると先程まできっちりと座っていたのに今はだらけている男がいた



いや、胡散臭い笑顔とか思ってたけどここまで変わるわけ?



「驚いた?こっちが本当の俺」



そういって余裕の笑みを見せる