ピン・・・ポーン・・・




誰だろう?



カチャリと静かな音を立てて玄関を開けた。


「はるりん・・・?」




「何でメール送ってくんないの?」



そんなの


別れるのが嫌だからに決まってる。



「ねぇりんりん・・・りんりんには啓がお似合いなんじゃない?」




何でそんなこと言うの?



理解不能だった。



「最近りんりんって啓とばっかいるよね・・・
 ねぇっ何とかいってよぉ・・・」




「はるり・・・ん・・が
 明穂ちゃんと・・・ばっかりいたから・・・
 私と居るだけじゃダメなんだって・・・
 だから・・・啓君と居たんだよ?
 私・・・私ね・・・」



すっごく涙がたまって鼻水もずるずるってなって・・・


だけどこれだけは言いたいの。