バスケと君。【完】

私はその顔が何を言ってるか分かってるのにわざと、



「えっ?」



って言った。

そしたら、まーくんが、



「早く座れよ。俺まで遅刻するじゃねぇか」


「知らないよっ。まーくんも遅刻しちゃえっ!」


「んー。」



って随分深く考えて、
まーくんが喋ろうとした瞬間隣をトラックが通る。




「ん?なんて言った??」


「なんでもねぇ。ほら行くぞ」