バスケと君。【完】

「好きだったんだよな。直のこと」


「そうだよ…悪い?」


「悪くねぇけど。」



まだ涙の出ている目をゴシゴシとこすって
無理矢理涙を止めようとした。



「そんな無理に止めなくてもいいんじゃね?」


「いやなのっ。」


「なにが??」


「まーくんに見られるのが恥ずかしいの!!」



ポカーンと口を開けてるまーくんを置いて
私は自分の部屋に戻った。