そう言って颯爽とどこかへ行ったお母さん。

病室には、
私とまーくんだけ。



「ねぇ?」


「んー?」


「さっきの話って本当なの?」


「まぁな」



へへへッと笑った姿は
照れ隠しのような笑いだった。