バスケと君。【完】

「優梨と直遅せーよw!!」


「ゴメンゴメン」



軽く直くんがまーくんに謝り、
会場の中に入ってく。

もう早くから試合は始まっていて
私たちの試合は第三試合からだった。



「少し時間もあるし外の広場少し借りてウォーミングアップでもするか?」



わーっと外に行く部員たちを見送って
私ともう1人のマネージャー、私の親友…郁と一緒に荷物を運ぶ。



「ねぇ、直くんと高橋くんと優梨って仲良いんだね」


「…そうかな?そこまでじゃないと思うけど。」


「あれは絶対に直くんか高橋くん両方とも優梨のこと好きだね!」


「そんな訳あるわけないじゃんっ」


「女の感ってやつ?」



そう言いながら、郁は頭を指した。