コートに向かって歩いていったまーくんの後ろ姿に


「頑張れ。」



と呟くとその言葉が聞こえたのか偶然か分からないけれど、
後ろを振り向いてピースサインした。




「ほら雅也、お前ボール出せよ。」


「おぉ。
じゃあ直はあっちからこのラインのちょっと前を走ってきて?その時にタイミングを合わせて投げるから」


「分かった。
じゃあ俺が左側走るから雅也はボール投げてから逆サイド走ってよ?」


「OK!」