バスケと君。【完】

「優梨!」



呑気にぼーっとしてたらいきなり指名されてしまった。



「なに??」


「テーピング投げて」


「はいはい。」



手でも切れるテーピングをまーくんに投げると
自分の指にクルクルっと巻き付けた。



「どうしたの??突き指でもした?」


「大丈夫、このぐらい。テーピングしとけば気にならないって」


「そう?」



会話がかみ合ってない気もしたけれど
これ以上聞くとまーくんの性格上キレるといけないからそっとしておいた。