バスケと君。【完】

「あれぁ〜、顔真っ赤しちゃってぇ〜」



さっきからずっとこの調子だ。

ニヤニヤ顔で私に話しかけてくる。



「もうっ!ちょっとお母さん止めてよ。」


「いいからいいから、で明日は何時に行くの??」


「9時だけど…」


「じゃあ1時間前くらいに起こすわね!ふふふーん。あっ!お母さん、明日は何もないから試合見に行くわね。」


「いいよ、来なくても。」


「なに??冷たいわねぇ〜。いいじゃない、見に行っても。」


「いいけどさ…私マネージャーだよ??見ても何とも面白くないけど。」


「面白いで見に行くんじゃないわよ?娘の未来の彼氏の偵察よ!」


「それこそ、本当にやめて。」