バスケと君。【完】

それから帰り道。

なぜか何となく気まずい雰囲気のまま私の家に着いた。



「じゃあまた明日な。」


「うん。」


「明日も迎えに行くから。」


「分かった!待ってるね。」




手を振って家に入ると
お母さんがニヤニヤした顔で出迎えてくれた。



「な…なに、なんでそんなにニヤニヤしてるの?」


「そりゃあするわよ!あんたたちの声丸聞こえよ。」



それを知った瞬間に顔が真っ赤になってしまった。